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 実写版切手体験記。(2006/9/1)

郵政公社の新サービス


日本郵政公社が、2006年9月1日より開始した「フレーム切手」という新サービス。
自分の好きな写真を80円切手にできるというものであります。

自分で切手の絵柄を自由に決められるという事は、ただ単に手持ちの写真を切手化したいという欲求を満たす為だけではなく、例えばその写真部分をQRコードにして、読み込ませるURLの先に伝えたい事を記しておけば、もはや切手そのものが情報伝達手段と媒体を兼ねそろえた非常にハイブリッドな性質のツールとなる訳です。
消印をQRコード部分に押された場合の認識可否など、懸念事項は沢山ありますが、面白い試みだと思います。
また、他にも色んな可能性が潜んでおり、模索するのも面白そうであります。

自分で好きな写真を選べるということは、既存切手を実写で再現し、実写版切手として作成してみたらどうか。
かねてより色んな実写版に興味を抱いてきた俺としては、このサービスを知ったと同時に真っ先に思いついた事であります。
善は急げ。自らのインスピレーションを信じ、今回は既存切手の実写化、そしてフレーム切手サービス自体のレポートを目的とします。

皆様の、これからの参考になれば幸いです。



どの切手を実写化しようか


さて、志したは良いですが、一体何を実写化しよう。
やはり80円切手なのだから、現在の80円普通切手ヤマセミ(鳥)の姿を、ダンボールなどでつくって纏おうか。
山へ行って枝にとまってみようかとも思ったのですが、やはり動植物系は再現に限界がある。
そこで、人の形をかたどった切手にターゲットをしぼる事にしました。

最初は1円普通切手 前島密像の再現を目指したのですが、どうしてもあの白髪を再現する事ができない。
染めたりカツラを用意したりするには色々と余裕が無かった為、もうひとつの人型切手である、 500円普通切手。伐折羅大将像を再現する事にしました。




500円普通切手:伐折羅大将像



すごいっすね。超、髪の毛逆立ってますね。
この、時代が時代ならX-JA●ANなどとも肩を並べていたかもしれないほどのハードコア、伐折羅大将像の再現にとりかかっていきたいと思います。



再現までの道程


やはり最重要事項は、いかに髪の毛を逆立てるかという一点に尽きると思います。
当初はそれを、自らの逆立ち、もしくは宙づりに近い状態をもって成し遂げようと思った訳ですが、齢30も超えますと、身体に色んなひずみが生じてきます。
試しに軽く表情をつくり、そのまま髪の毛が逆立つほどの宙づり状態となって自分撮りでその姿をおさめてみたのですが、このリハーサルの段階で、首の筋は違えるは、吐き気を伴う猛烈なめまいが1時間程度続くはでもう駄目。
目玉飛び出るかと思った。年はとりたくないものです。

仕方がないので、正攻法。素直に髪の毛を逆立てる方向で動きました。


いわゆるパンクバンドの方やそのファン、そして特殊な髪型の成形を要するコスプレイヤーの方御用達というヘアスプレーがあります。
その名も「ダイエースプレー」
いや、これは俗称で、正式には「エレーヌ ヘアスプレー」というのですが、ダイエー系列の店舗でしか売っていない為、みんなダイエースプレーと呼んでいるんです。
伐折羅大将も、きっとこれを使っていたに違いない。




ダイエーで買ってきた(確か400円程度)


この強力アイテムを使って、超サイヤ人ばりの髪型を再現していこうと思います。






セルフスプレー

まずは逆さまになり、髪の毛が逆立った状態で丹念にスプレーしていきます。

噴射した液体をまんべんなく髪の毛になじませ、大雑把に形づくっていきます。

こういうセットは普通、2人以上で行うようなのですが、俺には他に賛同者が居ない為、ひとりで作業します。

色々とやりにくい事この上ないのですが仕方ありません。



逆立て固定の作業も、普通は頭部逆立ち状態をしばらくキープしたままドライヤーでセットするのですが、一人ではなかなか難しく、かといって賛同者が(略)。

一人でもできる人はできるみたいなのですが、あいにくそんなスキルを所持している訳もなく。

あとこれ以上天地逆転状態を続けると、本当に目玉が飛び出しそうだったので、こういう手段をとることにしました。


逆立った状態のままタオルで固定




ピクミンか

約一時間後にタオルをとってみると、なんか汚いピクミンのような感じに仕上がっていました。

これは失敗じゃないのかと、大丈夫だろうかという不安を抱きつつも、しかし無理矢理に強引に整えていきます。

いやほんと、先ほどから汚い物ばかりお見せしてしまって申し訳ない。


ほどよく髪の毛も逆立ってきたところで切手の伐折羅大将像を見ると、そのライティング効果が「暗い場所でノートパソコンを見てる人」に見えて仕方がない。というか、間違いなくそういう状況を描いたものなのでしょうよ。

そのあたりも忠実に再現する事とし、玄関外の廊下でノートパソコンを覗きながら撮影に臨みましたよ。




ほらほら


これでよし



角度はどうか、表情はどうか、背景に過剰な写り込みがないか等々、全て一人で気にしながらの再現撮影。
自分の髪質は元来太く硬く、それでいて量が多いのですが、更に比較的長く伸びた状態であった為、時間が経つにつれてせっかくセットした髪の毛が倒れてくる。
ツンツン頭でなくなるだけでなく、毛髪の根元から折れていく為、頭皮が引っ張られて痛い。

後で数えてみたら、100枚近い失敗作を生み出していた。
なんかもう、これって伐折羅大将っていうか、ただ単にビックリした人の顔じゃないかっていう画像も沢山ある。
無理に表情をつくっているので、顔のあちこちがピクピク痙攣してくる。
顔も真っ赤を通り越して、なんだかもう紫がかってくる。
そろそろ視界がぼんやりし、足下もうつろになろうという頃、ようやく妥協できるくらいの写真を撮ることができました。


顔色悪すぎ
せめて撮影者が別にもう一人いれば、もっと手際よく効率よく作業が進んだと思うのに。
こういう時に、独り身の寂しさというものを痛感するのです。

痛感のしどころがおかしいですかそうですか。




首の筋ちがえて超痛い




申し込み そして担当者からの電話


少々レタッチをほどこした後、切手にする画像が完成しました。
いよいよ申し込みを行う訳ですが、ここで注意しなければならない事が数点ありました。
自らの実体験から浮かび上がった注意点は下記のとおりです。皆さんもご注意下さい。


 1.申し込みには印鑑が必要です
  申込用紙には捺印箇所があり、これが無いと申し込みを受け付けてもらえません。
  郵便局へ行く直前にこれに気づいた俺は、部屋中をひっくり返してなんとか実印を発見。
  認め印、三文判くらいは、決まった場所に常備しておくと良いでしょう。

 2.申し込み料金の1200円の他に、送料と振り込み手数料が必要です
  出来上がった切手シートを送付してもらう際の送料は別途かかります。
  また、この料金を振り込む際の振り込み手数料も別途かかります。
  これらを支払ったおかげでお金が足りなくなり、帰りにコンビニ弁当が買えなくなりました。

 3.申し込み時に写真を見られるので恥ずかしいです
  写真が写真なだけに、受付の方にまじまじと写真をみられてとても恥ずかしかったです。
  勿論相手は仕事でやっている事なので仕方がないのですが、その行為に、何かナイフで
  自分の肉を切られているかのような痛みを感じました。
  しかし一応金融機関としての役割も担う郵便局ですから、挙動不審で怪しまれないよう気をつけましょう。




当然住所とかにも、記入間違いのないように



申し込みから約3週間で手元に届くという完成品。
ルンルン気分でその到着を待っておりました9月中旬。
携帯電話に、知らない電話番号からの着信がありました。

訝しがりながらも電話に出ますと、相手はなんと、フレーム切手サービスの印刷担当者様でした。

「お客様がお申し込みになられた画像は、このまま印刷を実行してしまうと法律に抵触してしまう可能性が高く、私が罪に問われてしまいますから、残念ながらお引き受けする事ができません」


とのことで・・・・・


えええええ!なんだってえええええええ!!!


・・・・・。

いや実は、こうなる事は大方想定しておりまして、何故かというと、できるだけ500円普通切手の姿に近づけようと、文字をも色々入力しておいたのです。
「500」ですとか「日本郵便」、「NIPPON」の部分も、似せた形で。




これのやつね



ですから審査段階でNGとされ、送り返されてくるんだろうなあって思っていたのですが、なんと印刷担当の方がわざわざ電話をかけて下さったのです。
しかも差し替えの写真があるなら、それをこちらに送っていただければ引き続き作業しますよ、とも。
いやあ、ほんと申し訳ない。気の利いた配慮に感激すると共に、恐縮してしまいます。ありがとうございました。

他にも著作権、肖像権にかかわる写真から、いわゆるR指定的な写真などもNGであると釘をさされ・・いや、アドバイス頂きました。
ご親切にどうもどうも、重ね重ねありがとうございました。

こうして問題の文字部分が入っていない写真を送りお願いすることで、あらためて到着を心待ちにする俺でした。
俺が言えたガラではございませんが、先方が親切だと心が痛むので、皆さんが申し込む際には、その辺りの配慮を、是非ともお願い致します。

あと、やけに大げさにビックリしたのは、ただ単に上のビックリ顔画像を使いたかっただけでした。ごめんなさい。



実写版切手とどいたよ


9/1に申し込みをして一月が経過しようとしていた9月末。
それは配達記録郵便で唐突に届きました。

一ヶ月かかりました。
通常3週間程度で届くというものだけど、途中のタイムロスを加味して鑑みると順当か。
ワクワク、そしてちょっぴり不安な心持ちで開封します。




仕上がりましたらしいですよ!




これが完成品!




ど、どうよ!


どうよどうよ!


・・・・・。

どうよ、とか言われても、微妙、としか言いようのない出来だと思います。俺自身、そういう感想しか浮かばない。
全く駄目っていう訳でもないし、かといって良いという訳でもなく・・・中途半端。
なんかホラー映画とかで、化け物に遭遇して殺される寸前の人みたいだ。全体にかかる緑色が、更にそう見せる。
レタッチの際、写実さを重視しすぎた結果です。ただのへんなひとが印刷された切手になってしまいました。
撮影した時の角度もなっていませんね。下からじゃなく、もっと上から撮るべきでした。
悔やんでも悔やみきれませんが、人はそうやって成長してゆくのでしょう。


同封されていた紙に書いてあったのですが、やはりせっかくの写真部分へ無神経に消印を押すのは忍びないという事でしょうか。
フレーム切手を用いて郵送する際、窓口で申し出れば、画像部分を避けて押印してくれるとの事です。
QRコード切手をつくったとしたら、消印でコードが読み取れなくなるという事態にはならない模様。よかった。
やらないけど。




まるでQRコード切手をつくれと言わんばかりのシステム




実際使ってみたり、実験してみたり


せっかく切手として生まれてきたんだから、ちゃんとその本分を果たさせてあげないと可哀想です。
80円切手として使ってみる事としました。
とはいえ、リアルで手紙を送る相手などいませんので、自分の住所宛に送ります。
孤独万歳。

切手はシールになってまして、普通切手と違って貼り付けるために唾液等の水分は必要ありません。
シートからはがしてそのままペタンと。21世紀に相応しいスタイルの切手です。

ここで一つ気になる点を見つけました。
切手の外側と内側、つまり写真部分との境界線に、なにやらミシン目のようなものがあるのです。
これは、切手のフレーム部分と写真部分を切り離す為にあるんじゃないのか。
実際切り離しフレームのみの姿にして封筒に貼り付け、これも送ってみることにしました。




フレームのみ切手&なんちゃって伐折羅大将


果たして無事、到着するのでしょうか。
別に送られてこなかったりしてもいいや、と、封筒の中身にはどうでもいいものを入れて、ポストに投函。
先ほどの「切手としての本分を果たしてやりたい」という発言とは甚だ矛盾する行為ではあると思いますが、その辺りは気にしないで頂きたい。
人間なんて、そんなもんです。


ポストに投函した翌日、はやくも伐折羅大将の方が自宅に届きました。



無事届きました


見事に消印が顔面に押されているのは、きっと嫌がらせでもなんでもなく、従来の普通切手がそうであったように、お前もその辛さを思い知れという強い戒めなのでしょう。
ありがとう切手。
今後切手を使うたびに、消印を押される痛みや舐められる屈辱に思いを馳せ、心の中に、感謝の気持ちを叫ぶでしょう。嘘です。


そして伐折羅大将に遅れること2日。
フレームのみの方も届きました。



料金不足だって


・・・まあ当然ですか。
フレーム切手とは、フレーム部分と写真部分が一体となった1セットが切手として認識されるのであり、いくらミシン目がついているからといって、切り取って使ってもいいという訳ではないのでしょう。
だったら一体、このミシン目は何の為についているのでしょうか。
日本郵政公社サービス相談センターに聞いてみました。

「フレーム切手の内側にあるミシン目は、消印などを押す際に避ける部分と認識する為の目印という意味で存在しています」


ということでした。
なるほど。郵便窓口でお願いすれば、このミシン目より内側には消印が押されないという事のようです。
あんなに狭い領域、外側のフレームにだけ消印がかかるように押さなければいけないなんて、郵便局員さんの負担が増す訳ですね。 ご苦労様です。


念のため、フレーム切手のミシン目に沿って切り取り、中の写真をくりぬいた状態での使用はできないかとも問い合わせてみましたところ。

「切手の額面や日本郵便といった表示、切手が切手である為の情報が確認できる状態なのであれば、そのような使用の仕方も可能です」


とのことでした。

・・・あれ?話が違う。

ここでの問い合わせ内容を引っ提げて、郵便局に不足料金だという80円の支払い是非を問いに行ってもよかったのですが、何故こういう事をしたんですかなどと聞かれると色々めんどくさいので、素直に80円、支払う事にしました。
言いなりだろうがなんだろうが、金で解決できるならそれでいい。



払いますよ80円くらい



フレームのみで切手としての機能を果たすということは、例えばフレーム内に絵を描いたりなどという、文字通り「枠・窓」という使い方を用いることにより、無限の可能性を秘めているとは言えないでしょうか。
応用の仕方を考えるだけでも楽しそうです。夢は広がるばかりです。

しかしながらこの使い方、フレーム切手サービスの存在意義を根底から覆えしかねません。
写真を印刷してもらわなくても、フレームだけ販売してくれればいいじゃない。
そんな粋でない風潮が広まらない事を祈っております。俺が言うなって感じですが。


今はまだフレーム切手黎明期であり、こういった変則的な事例についてはルールがあやふや、この先も状況によっては可変なんだと思います。
こういう使い方をしようと思う際には、直接自身で郵便局や日本郵政公社サービス相談センターなどに問い合わせ、自己責任のもとに行って下さい。
当サイトにおいては、一切の責任を放棄いたしますよ、と付け加えておきます。念のため。






結構楽しいですよ


伐折羅大将像を再現している時は、本当に頭が痛くて、何で俺はこんなことしているんだろうと自責の念に苛まれました。
そして、到着した実写版切手の、その伐折羅大将っぽくなさにも随分と落ち込んだりもした訳です。

が、普通にかわいい猫の写真などを切手にしてみたりと、純粋に利用する分には結構楽しいものだと思います。
結果的に、実写版切手作成からかなり逃避した感じの着地となりましたが、どうかご了承下さい。

E-mailや携帯メールなど、2進数によるデジタル的情報伝達手段が主流となっている昨今。
たまには手書きの文字で、ぬくもりのある文字情報をしたためた文を送り、伝えてみてはいかがでしょうか。
そして切手は、自分オリジナルのフレーム切手を。
手紙文化の巻き返しを期待したいところです。

俺みたいにしょうもないものを送ったりすると、郵便のぬくもり、ありがたみなど台無しなのでお気を付け下さい。




これを受け取るのに160円ですよ(自業自得)





2006.09.01 13:02 | ネタ | トラックバック(0) | コメント(-) |
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