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北海道札幌といえば、札幌時計台やさっぽろ雪まつりで有名な豪雪地帯。

ラーメンや海産物など、美味しいものも揃っています。


そんな素敵な街札幌(行ったことは無いですが)に関して、かなり間違ったイメージを

植え付けられる漫画
が昔、存在していた事をご存じでしょうか。

その漫画の名前は「ファミコンランナー 高橋名人物語」。









今から20年ほど前の1985、6年のこと。当時ファミコンブーム全盛期であり、全ての

ファミコンプレイヤーの憧れの的であったカリスマ「高橋名人」。

その高橋名人を題材にした漫画がコロコロコミックに連載されていました。

それがこの「ファミコンランナー 高橋名人物語」なんです。


内容は、高橋名人を語る上での「16連射」「野生児」といったキーワードをかなり誇張

した形の
、ノンフィクションを元にしたフィクション。

良く言えば高橋名人の痛快列伝、悪く言えばウンコマンガです。


高橋名人のルーツを語る上で欠かせないのが、彼の故郷である北海道・札幌。

この漫画の中でも度々登場するのですが、これがまた色々とひどい。

札幌ではウンコを投げてセミを採る」「札幌にはウンコが材料のハンバーグがある

当時純粋な少年だった俺は、札幌は日本の中にある外国なんだと解釈したものです。


仮にも小学生をターゲットにしている雑誌で、この内容は無いんじゃないかって思う。

札幌の小学生は、これを見てどう思ったんでしょうか。

札幌から転校してきた子なんて、「ウンコでセミ捕ってみろよー」とかいじめられていたに

違いありません。イジメ、カッコワルイ。


他にもことあるごとに札幌をバカにしたような嘘が、全巻を通じてちりばめられてあります。

ここに一気にご紹介しますよ。(トリビア風に)






札幌では、ウンコを投げつけてセミを捕る

札幌採り(さっぽろ・とり)  →兄を自慢に想う高橋名人の弟は、「兄は1時間でセミを150匹捕まえる事ができる」 と公言してしまう。1%の可能性があれば何でもトライするバカ兄は必死でトライするが やはり難しく、タイムリミットは刻々と近づいてくる。セミにおしっこをかけられた高橋 名人は「そうだ!目には目を、オシッコにはウンコだ!」というトチ狂った発想から、 自らのウンコをセミに投げ捕獲する方法を確立。後にこれは「札幌採り」として札幌中 に広まり、流行したという。










札幌の高級料亭では、蜥蜴の尻尾が大人気

札幌ゲソ(さっぽろ・げそ)  →夏休み、小学校の友達二人と山へ探検に入った高橋少年。ふとした事から遭難してしまう。食料も無く、限界状態であったが、空腹のあまり手を伸ばしたトカゲのシッポが思いの外美味い。イカのゲソよりも美味いというこのトカゲのシッポは「トカゲソ」と名付けられ、高橋少年は1ヶ月あまり山で生き抜いた。トカゲソは後に札幌の高級料理店では「札幌ゲソ」として人気を博し、札幌土産としても売られるようになった。尚、高橋名人にとってトカゲソは、食べると野生化し超人的パワーを発動する為のスイッチ的役割を担う。ポパイにおけるホウレンソウのような存在。













札幌における地震は、札幌抜けと呼ぶ

札幌抜け(さっぽろ・ぬけ)  →父から「このハンドグリップを握る事ができたらお前にくれてやろう」と言われトライしたが、握力が弱くて握る事ができない。父の仕事(灯油の配達)を手伝う事によって力をつけた高橋少年は、ハンドグリップはおろか、熊に戦いを挑んで勝利するまでになった。今度は大地に戦いを挑んだ高橋少年。地面を殴ると亀裂が走り、札幌の街は震度5の地震に襲われた。札幌の市民数万人は腰を抜かし、これを「札幌抜け」と呼んで恐れたという。ちなみに高橋名人は、ハンドグリップが無いと、自らの意志に関係なく所構わず何でも握ってしまう(人の首とか)厄介な体質の持ち主である。













札幌には、汚物を材料にしたハンバーグが存在する

札幌バーグ(さっぽろ・ばーぐ)  →指を指したものは必ず胃袋の中に入れるという、金持ちグルメの威角張之助(いかくちょうのすけ)。高橋少年の友達が可愛がっている仔牛が狙われた。牧場の借金の事をちらつかせ、卑劣な手段で仔牛を拉致る威角。高橋少年は「仔牛よりも美味しいものを食べさせるから仔牛を連れて行くな」と提案する。その料理とは、高橋少年の友達であるゴキブリが提案する「ブリバーグ」であった。クマの糞、ウシのヨダレ、毛ガニのワキ毛といった汚物をこねくり合わせてつくったブリバーグは威角の舌をうならせ、見事仔牛は救われた。このブリバーグは「札幌バーグ」と呼ばれ、札幌のとあるレストランの裏メニューとして存在するらしい。ちなみに高橋名人は、会社のデスクでゴキブリの大群を飼っている。












札幌におけるアンコールは、札幌コール

札幌コール(さっぽろ・こーる)  →幼い頃は対人恐怖症で赤面症であった高橋少年。それが原因で学芸会で大失敗をして落ち込む彼。小学校の校長先生によって対人恐怖症諸々を克服する。その後に上演された学芸会の劇「桃太郎」で、犬役の高橋少年は主役を食ってしまうほどのアドリブ演技のおかげで学芸会は大盛況。アンコールもこなし、一週間のロングラン上演を行った。そればかりか、各地の小学校に呼ばれ巡業を行い、各会場で巻き起こるアンコールは「札幌コール」と呼ばれたという。












札幌の山には、若返りテーマパークがあった

札幌返り(さっぽろ・がえり)  →山に「トシユキテーマパーク」なる遊び場を建設した高橋少年。自然を利用したアトラクション満載のテーマパークに、子供だけでなく大人も時を忘れて楽しみます。ここで遊ぶとみんな童心にかえるという事が噂になり、札幌市民が続々と集まって遊びにくるようになる。子供の心にかえって遊ぶことから「札幌返り」と呼ばれ、楽しまれたという。












札幌の冬の朝は、犬が浮いている

札幌浮き(さっぽろ・うき)  →冬の札幌では寒さのあまり、犬が放尿するとそのまま尿が凍り付き、犬が浮いてしまうという。この季節の朝は、浮いている犬の尿をトンカチで叩き、犬を救出する事から始まる。









札幌の春は、やたらうるさい

札幌どけ(さっぽろ・どけ)  →札幌では冬、あまりの寒さに声や音が凍り付く。春も近づくと、冬の間凍っていた声が雪解けと共に次々と溶け出し音を発する。札幌の街の春先はとてもにぎやかになるという。尚、「屁」も出た直後に凍り、球体の固体物質となる。












札幌の貧乏な家では、自らが燃えて暖をとる

札幌ガス暖房(さっぽろ・がすだんぼう)  →冬の寒さが厳しい札幌でも、暖房設備を持たない貧しい家はある。そんな家庭では、イモを食い、放屁した瞬間に歯で着火。自らが燃えて暖をとる「札幌ガス暖房」で厳しい冬を乗り切っているという。















札幌の人が太ると、札幌太り

札幌太り(さっぽろ・ぶとり)  →「なにーっおれが警察につかまっただと!!デマを流したやつは誰だー!!」と怒り狂う高橋名人。調査の結果、犯人は金持ちの老人である事が判明。孫が高橋名人を神と仰ぎ、名人になるべく学校にも行かず飯も食べず、一日中ゲームをやる廃人になってしまった事による逆恨み行為であるという。高橋名人は孫を改心させ、次第に健康体を取り戻していく。一日に六食も食べるという行為によって、今までガリガリだった体も高橋名人並に太ったという。この太り方を「札幌太り」と呼ぶことにしたという。










札幌では昔、原始人ルックが大流行した

札幌ルック(さっぽろ・るっく)  →中学に入学した高橋少年は、陸上部に入部して砲丸投げをやっていた。高橋少年は力は強いがノーコンだった為、投げた砲丸が校舎を直撃し、校舎を全壊させてしまった。校舎が無いので屋外で授業を行わねばならず、先生生徒共に野外授業にふさわしい「原始人ルック」に着替えての学校生活となる。この年札幌では原始人ルックが大流行し、「札幌ルック」と呼んで愛用していたという。









札幌では、独特の教育が行われていた

サッポロ教育(さっぽろ・きょういく)  →高橋少年のノーコン砲丸投げで校舎を失った学校が、野外授業を余儀なくされた。キツツキが木を鳴らす音がチャイムで、大自然を駆使した授業を行う。給食の時間はいつもサバイバルであり、自分で食料を調達しないと食べる事ができない。別名野生中学とも呼ばれ、「遊ぶ事は学ぶ事なり」と、現代社会では到底考えられないような悠長な方針により大盛況だったこの教育は「サッポロ教育」と呼ばれ、現代における林間学校の祖となったという。









北海道に存在していた霊は皆、恐山に逃げた

札幌バイバイ(さっぽろ・ばいばい)  →夏休みの宿題で魚拓を提出しようと、近所の寺にある沼にやってきた高橋少年。しかしそこは幽霊の巣窟であり、沢山の幽霊に出くわした高橋少年は恐怖する。しかし「怖いけど死ぬ訳じゃないんだ」と開き直ると、釣り竿を振り回しミミズを手裏剣代わりにして投げつけたり、最終的にはウンコを投げて幽霊の魚拓(霊拓?)をとってしまった。以後北海道の霊達は高橋少年を恐れ、青森の恐山に逃げたという。これを市民は「札幌バイバイ」と呼んで弔ったとのこと。









札幌市民のプロポーズは、命がけ

札幌ラブコール(さっぽろ・らぶこーる)  →外人牧師の娘マリアに恋した高橋少年は、祖母の浅知恵アドバイスにより、ゴミをかぶってみたりキモい厚化粧で自らをアピールする。可哀想な子だと思われたり、悪魔が取り憑いているとお祓いされそうになったりするが、思いは伝わらない。祖母の「恋は命がけでしろ」という言葉に何を思ったか高橋少年は無計画ハンググライダーで愛を叫ぶ。結果札幌時計台を直撃し新聞に載ったこの行為は、後に愛のしるしとして命がけで空を飛ぶ事が流行ったという。これを「札幌ラブコール」と呼んだ。









ヨーヨー発祥の地は、札幌

札幌UFO(さっぽろ・ゆーふぉー)  →学校で遊んでいた高橋少年は、空から落ちてきたUFOの直撃を受ける。中から出てきた宇宙人・チポは、UFOのエネルギーが無くなってしまい落下してきたと語る。UFO飛行のエネルギーは、UFOにヒモを巻き付けて勢いよく引き投げる回転によって生まれるという。高橋少年は、UFOを飛ばす事ができる力をつける為に特訓をする。警察に連行されそうになるチポを守りつつ、UFOを飛ばす高橋少年。チポは別れ際にUFOのミニチュアを高橋少年にプレゼントした。チポと別れた後、高橋少年はUFOのミニチュアを使って新しい遊びを編み出した。この遊びが市民の間で流行し、「札幌UFO」と呼ばれた。全国にも広まり、UFOがなまってヨーヨーになったとのこと。









札幌におけるラッキーアイテムは、黄色いリボン

札幌リボン(さっぽろ・りぼん)  →運動会でどうしても速く走ることができない高橋少年。その原因は極度のガニマタにあるという。兄に負けてほしくない高橋少年の妹ミドリは、自分が大切にしている黄色いリボンで両足を膝の部分で結び、これを切らないように走らせる事でガニマタを矯正しようとした。運動会当日、確かにガニマタは矯正されていたが、リボンで束ねられた両足ではいまいちうまく走る事ができない。しかし走るのが遅いなら転がって一位を奪取する、というグダグダミラクルもあり、見事兄妹愛の勝利となった。こののち札幌では、幸せを呼ぶおまじないとして黄色いリボンを結ぶ事が流行。「札幌リボン」と呼ばれたという。









札幌に生息するゴキブリがいる

札幌ゴキブリ(さっぽろ・ごきぶり)  →幼少期より生き物に対して理解のあった高橋少年は、青函連絡船に乗って札幌にやってきたはいいが寒さで死にかけていたというゴキブリ夫婦を助けた。この夫婦は高橋少年のもとでどんどん繁殖し、北海道唯一のゴキブリ一家となった。彼らは「札幌ゴキブリ」と呼ばれている、らしい。ちなみにブリバーグ(札幌バーグ)は彼らの知恵。









札幌の人々は、帽子にミツバチを飼っている

 →山形の秘境に落としたというハドソンの最高機密を捜索すべく、高橋名人一行は密林に入る。捜索を進めていくうちに、彼らは密林に住む邪教教団と出くわす。高橋名人はジョイスティックを改造した、任意の長さに伸縮自在の如意スティックを駆使して戦う。ハドソンの社長がかぶる帽子を手に取り、「分身の術」とのたまう高橋名人。実はハドソンの社長が帽子の中で飼っていたミツバチがその分身の正体であった。帽子の中にミツバチを飼うのは、札幌では常識らしいです。
















いかがでしたかこのウンコマンガ。

何でもかんでも札幌とつければいいってもんじゃあないって事ですよ!

札幌出身の中島みゆきもそりゃあビックリですよ!うらまれるってもんですよ!

でも一番の被害者は高橋名人、高橋利幸その人なんだと思います。

漫画とはいえ、自分の分身がウンコをつかんでは投げ、つかんでは投げ・・・

毎日が鬱の連続だったのではないかと思います。


しかし予想に反して盛り上がる高橋名人人気。

もり立てる周囲と自問自答を繰り返す自分。その温度差に悩む日々。

彼と毛利名人の対決を描いた映画「GAME KING」の中で、彼はこう語っています。


「まったくゲームなんかで何でこんな辛い思いをしなきゃいけないんだろう、って思って…」



・・・かなり核心をついたコメントだと思います。



彼はこの漫画を読みながら、こう思ったでしょうね。


ああ、もう札幌には帰れない・・・・・。




・・・同情します。
2005.02.09 22:21 | ネタ | トラックバック(0) | コメント(-) |