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 寝ぼすけの為の 初日の出対策。(2007/1/1)

魅惑の初日の出


新年、と言って思い浮かべることの中に、その年初めて目にする太陽、いわゆる初日の出があります。
日本で一番早い初日の出を望もうと本州最東端に出かける人。日本一高い場所からのご来光を拝みたいと富士登山をする人。またそこまでいかなくとも、皆こぞって見晴らしの良い地平線・水平線などから昇る太陽を観に行くのです。
まさに人を魅了する初日の出。

しかし初日の出をこの目で観るには当然、日の出時刻にはもう既に起きていなければなりません。
日の出の遅い冬の時期でも、AM7:00にはもう日の出は完了してしまっています。
早起きが苦手な人には手の届かない、無縁のイベントであります。朝起きられなくて、テレビ等の映像でしか観ることの出来ない人は毎年口惜しく思っている事でしょう。

そこで今回、朝早くなくても初日の出を拝むことができる方法を考案、元旦に自ら実践して参りました。
朝に弱い人は、来年以降はこの方法でもって、新年を実感すれば良いと思います。



要はスケールの問題なのだ


2007年。1月1日。
朝目を覚ますと、既に時刻はAM7:30。
外はもう明るくなっており、太陽が昇ってしまっている事がわかります。
この時間から初日の出を、なんて遅すぎる。もう既に日の出は完了してしまっているのです。

しかし今回は大丈夫。何故なら俺には秘策がある。
悠々とシャワーを浴び、家を出たのはAM8:24。
それでは初日の出を拝む為に外出します。


いってきます




つきました

電車を乗り継ぎ、到着したのは東京駅丸の内中央口前。時刻はAM9:18。
さあ、日の出の時刻は刻々と近づいています。その瞬間を目にしようと、カメラを構え待ちわびるのであります。
東京駅頂上から現れる初日の出を。



いつでもこい


・・・そうです。
寝坊をしても大丈夫である理由とは、「建物越しの日の出を観る」という事がゆえ。
何も水平線や地平線から昇る太陽ばかりが日の出じゃない。山の陰から昇る日の出が容認されているのなら、建物の陰からのそれも認められてしかるべきだと思うのです。

だいたい世間一般的に言う「初日の出」とは、その国、その地域レベルで考えた結果のものなのです。
宇宙レベルで考えれば、地球対太陽。1対1の星同士ですから、日の出なんていう概念はありません。
逆に、日の出という概念をよりパーソナライズして、人間個体というレベルまで狭めれば、その人が初めて目にした日の出=初日の出という考えに至ります。いちいち早起きして遠方に出向かなくとも。

そんな訳で、この「建物越しの初日の出」は十分元旦に相応しいものであると考えますが、いかがでしょうか。
はい。異存ありませんね。よし。

それではここ、東京駅からの初日の出をご覧頂きたいと思います。




ちなみに待機スポットはここです




2007年初日の出の瞬間です




遂にこの瞬間(とき)がやってきた



2007年、ご来光です



お・・おお・・・!



ピカー!ま、まぶしい!


待ち続けること18分。AM9:36。
遂に姿をあらわした太陽は、まぶしく、そして暖かい、その存在のありがたみを再確認させるものでありました。
思わず拝んでしまうのもうなづけます。ありがたやありがたや。

そして何より美しいその姿に陶酔。
初日の出というと何か赤いイメージがありましたが、こちらは青くて爽やか。新鮮さを感じると共に、一年を颯爽と開始できたような気にもなります。
一気におめでたさ物質が脳内を駆けめぐり、2007年の年明けを実感したのでありました。あけましておめでとうございます。

いやあ、ほんと良い初日の出でした。


日の出・確認!



ハト達も太陽の恩恵を受けている!おめでとう!





富士山頂から太陽が昇り顔を出す瞬間、その光がまばゆくまるでダイヤモンドのように輝くさまを「ダイヤモンド富士」と呼びます。
この画像をご覧頂ければわかるように、東京駅屋根の頂から顔を出す太陽も同様の現象が起きています。
これはもはや「ダイヤモンド東京駅」と呼んでも良いのではないでしょうか。
富士山と東京駅の屋根の形も似たようなものだし。



この感動をもう一度


既に東京駅からの日の出を終えた太陽。
しかしあの感動を、是非もう一度味わいたい。できれば今すぐに。

そんな願いにも容易に答えられるのが、この新しい「初日の出理論」の良いところ。
その方法とは・・・そう。場所を移動すれば良いのです。

だんだんおかしな事になっているような気もしますが気にするな。




ご来光再び



東京駅を正面にして、右地図の場所まで後退しました。
するとあら不思議。たちまち再び太陽は、日の出前の状態に戻ります。

そしてやってきた初日の出リプレイ。もはや初でもなんでもない訳でありますが、ともかくあの美しい蒼きご来光を再び目にする事ができたのです。

時刻はAM9:46。
東京駅の日の出から10分後の事でした。

ちなみにこの建物は、建設中の「グラントウキョウサウスタワー」だそうです。
屋上に設置されている2台のクレーンが勇ましい。
このシンメトリークレーンズの間からのぞく太陽が、神々しすぎて直視できない。


横断歩道途中の中洲です



ダイヤモンドツインクレーン


東京駅の初日の出は、AM9:36に来れば拝むことができるという事がわかりました。
しかしちょっと場所を移動すれば、日の出時刻は容易に変わる。
更に寝坊して、東京駅AM9:36に来る事ができなくても救済策は残っているのです。

次では東京駅周辺における、スポット初日の出時刻をご覧頂きたいと思います。




ゴーストタウン・丸の内


門松みたいなビル(玄関両脇にも門松あるけど)




各地の日の出情報をお送りいたします


■日比谷公園 / 日の出時刻:AM10:37


日比谷公園北東にある心字池のほとり。

道路を挟んだ向かいにある日比谷三井ビルから昇る初日の出。

公園内には緑があふれ、かわいい猫や鳥などが沢山いるのでそのまま新年初癒しに突入する事も可能です。

自然派のあなたに。猫と一緒にご来光。





■皇居正門前 丸の内警察署 祝田町見張所 / 日の出時刻:PM12:21


皇居外苑の見張所。周囲には警察官やはとバス観光客が沢山います。

見張所の建物の日陰で待機する間は、不審者と思われないよう気を付けて下さい。何事も自己責任にてお願いしますね。

きっと陛下も同じ日の出を観ているはず。天皇派のあなたに。

ちなみに翌1月2日は一般参賀の為、ここ一帯が人でごったがえします。




■東京メトロ千代田線 二重橋駅6番出口 地上出口付近 / 日の出時刻:PM12:37


地下鉄出口の地上へ通じる階段を昇る途中で日の出を観ることができます。

階段をのぼる高さに気を付けないと、この時間キッカリにご来光を望むことはできないので気を付けて下さい。

観たらそのまま地下鉄に乗り、さっさと帰宅する事も容易です。 出不精のあなたに。





■丸の内ビル / 日の出時刻:PM12:41


丸の内で働くOLのランドマーク的存在。通称丸ビル。

数々のランドマーク的な何かが沢山詰め込まれているといいます。入ったこと無いのでわかりませんけど。

あいにく元旦は各店舗が休みなので入ってもつまらないと思いますが(そもそも入る事ができるのかどうかも知りませんが)、正月も仕事が忘れられないというあなたは是非。





時間を追うにつれ、だんだん空が曇ってきた関係で、ご来光が不鮮明な画像になってしまった事が悔やまれます。
ともかく、場所によっては昼を過ぎても初日の出を望む事ができるという事実がそこにはありました。

・・・まあ、ぶっちゃけ言うと、「初日の出を観たきゃ、日陰に飛び込んで待て」ってことですがね。
ああ。身も蓋もない。



更に突き詰めてゆく


先に「初日の出という概念を、人ひとりというレベルまで縮小、パーソナライズする」という考えに至った事は説明いたしましたが、ここを突き詰めれば、更に手軽に初日の出を拝むことができるんじゃないかと思いました。
自分がその年、初めて観た太陽が、自分にとっての初日の出。という発想です。

要は太陽を遮るものさえあれば、その境界線をもっていつでもどこでも初日の出をプロデュースできる。
自分だけの初日の出。好きなときに、好きな場所で。
これって考えようによっては、かなり素敵な事だと思います。

という訳で、簡単な原理と方法によって、「どこでも初日の出マシーン」を開発いたしました。
なんかドラえもんが出す道具の名前みたい。



[つくりかた]




適当なダンボール箱を用意して




覗き窓に相当する部分をつくります(ちぎって)




形を整えて




完成!これが「どこでも初日の出マシーン」だ!




[つかいかた]




かぶる




待つ




やった。
これさえあれば、いつでもどこでも初日の出をおがむことができる。
男のロマン、人類の夢を実現したような気がします。早速特許を出願しようと思います。

このままひたすら待てば、視界を狭めているダンボールの端から太陽が顔を出すのです。
即ちその瞬間こそが初日の出。パーソナルご来光であります。




マダカナー





・・・おっ!?



・・・おお!



うおおおおー!

※上3つはイメージ画像です



更に日の出のタイミングまで自由自在。
自らが首を動す、文字通り自転することによって、日の出時間の操作が可能となります。
自分だけの世界で、自分だけの初日の出を、自分の支配によって楽しむ事ができるのですよ。
これはもう、宇宙を手の中に収めたと言っても過言ではない気がします。
今年一年、良い年になると確信いたします。




これで2008年HHD対策は万全


ここまで突き詰めれば、来年元旦のHHD(初日の出)対策にぬかりはありません。
是非とも初日の出ご来光の感動を、全ての人に体感して頂きたい。
そして元旦の朝は、思う存分寝坊して頂きたい。

そしてここで紹介した他にもきっと、素晴らしいご来光ポイントは沢山あるはずです。
事前に場所と日の出時間を調査し、当日に備えるのも良いでしょうね。

面倒くさがり屋のあなたも、今から「どこでも初日の出マシーン」をつくり、来年の元旦に臨みましょう。
きっと、とても良い一年になる事うけあいです。
今から来年の元旦が、楽しみで仕方がないですよね。




まあ視界が狭ければ何でもいいんですが





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2007.01.01 18:11 | ネタ | トラックバック(0) | コメント(-) |