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 ねりま雪まつり。(2006/1/22)

ローカル展開される雪まつりを見物する


冬は寒い。だから降っていた雨が夜更け過ぎに雪へと変わったりもします。
人は降り積もった雪や氷を見ると、色んな形をつくってみたい衝動に駆られるようです。
さっぽろ雪まつりなどでは毎年巨大な雪像氷像がつくられ、その力作を眺めて楽しむ訳です。
たまにちょっと著作権肖像権的にどうなのかという微妙なモチーフもあったりしますが、その迫力にみんな圧倒されるのです。認知度もあがるし、こういう使われ方ならオリエンタルなんたらとかいう団体も大目にみてくれるのでしょうか。

札幌がすごいのはわかった。なら我が地元練馬はどうだろう。
普段雪と接する機会が少ない東京都民。いわば雪の素人がつくる芸術品を見物してきましたよ。



東京でも雪がつもりました






2006/1/21、南関東において、この地域としてはかなり盛大に雪が積もりました。
雪国にお住まいの方々はきっと雪が積もっていても煩わしく思うだけなんでしょうが、普段雪を見慣れていない人間にとっては格好の興味の対象。
ここぞとばかりにみんな雪だるまなどをつくるのです。
降雪の激しい中、何故みんな外ではしゃぐのでしょうか。いくら珍しいからって浮かれすぎだ。
そんな浮かれ気分の象徴を、好天に恵まれた翌日22日に意気揚々と見物しに行ったのです。
数々の力作を、淡々と紹介していきたいと思いますよ。

もしかしたら俺が一番浮かれてるのかもしれない。



基本に忠実なやつら


まずは基本形。雪玉を二つ重ねただけの雪だるま。
特に表情をつける訳でもなく、ただ玉を二つつくったから積んでみようかといった軽はずみな衝動が見てとれます。
ヨーグルトで言ったらプレーンヨーグルトですかね。




美容室の店先にあった。赤いバケツがチャームポイント。




二つ並んでプレーン兄弟。右のひとバケツが落ちてますけど。





両方ともかなりでかい。身長は140~150cmくらいか。無骨な男性的イメージが伝わってくる。
どちらもその大きさゆえ、木や壁にもたれかかっていないと崩壊してしまうのだろう。




ミニマム系


大きなものを造ろうとすると、それ相応の労働力を要します。
外は寒いし、そんな長時間活動したくないといった横着者の選ぶ道がこれ。
手のりサイズのものを集めてみました。
ヨーグルトで言ったら、なんだろう。チチヤスヨーグルトとかでしょうか。




玄関から出てすぐの塀の上に。申し訳程度という感じで安置。





左はエアコンの室外機の上に。右は玄関脇に。
なんで小さいやつはみんなうなだれてるのだろうか。




玄関脇に。右のはなんだ、プリンか。




不格好だけど、子供用自転車の前にある事によって、
その形状にも無邪気さが生まれる。




アパートの階段をのぼったところに。年中日陰であろうこの場所は、
雪だるま延命措置としては最良の場所と言えよう。




なんか余計なのついてる編


基本形にちょこっと付け足した感じのもの。
オリジナリティを求めたが、引っ込み思案な性格の為いまいち自己主張しきれなかったのか、何も考えずにつくったらいつの間にかくっつけてたのか。
制作者の個性がちょっとだけ見え隠れします。
ヨーグルトで言うと、ナタデココinヨーグルトみたいな感じでしょうか。
ってかヨーグルトで例えるのはめんどいのでもうやめます。




なんか頭部に突起が。
真上から見たらちょっと卑猥に見えるのかもしれない。
いや、なんでもないです。




こいつも頭部に異物が。ひねりたくなるような形状。




突起がついたヤツと、クリオネみたいな手がついたヤツ。




こいつは顔の正面に突起が。アンパンマンですかね。




縦にのびすぎ。もはやダルマではない。
とすると、これは一体なんなんだろう。盛り塩か。






なんニャこいつ







ここで少し雪だるまから離れてみます。
まずは山。雪かきによってもっさり積み上がった雪を成形し、山として成立させたがる人間が生み出したモニュメント。
頂上が平らなのは、富士山への憧れからでしょうか。




2層構造。このやっつけっぷりが良い。




やっぱり頂上が平らな山。
何故か炭が埋め込まれてた。







そこに突然単体で姿を現す玉。
雪だるまをつくろうとして途中で投げ出したのか。 雪だるまの頭部が粉砕された後なのか。
ただの玉なのに、見てるとどんどん想像がふくらんでいきます。





角を曲がると突然出現する玉。いきなりの事に思わず戸惑う。





右の玉はかなり巨大。ものすごい負のオーラを感じる。きっと力任せに造ったはいいけど、
その大きさゆえに持て余して放置と決め込んだんだろう。計画性の無さが伺える。




規則正しく並んだブロックのうち、左端だけに置かれた玉。
大宇宙とかそういった、おおいなるものへのメッセージとも受け取れる。







一見して、なんだかわからないものも多数ありました。
形状はもとより、その制作過程についても詮索したくなるものたち。
制作者達はきっと何も考えずにつくったんだろうけども。




微妙な距離感で存在する二つの玉。
雪だるまをつくる途中で放棄したのか、雪玉ころがし競争とかしてたのか。




こっちは門を挟んで左右に鎮座している。
左の方にだけ直射日光があたっているので、こちらの方が短命だろう。




バケツに雪を入れてはひっくり返しを何度もやってできたオブジェと考えられる。
一体何のために。




雪だるまの横にストーンヘンジみたいな建造物が。
宇宙との交信を目論んでいるのだろうか。




個性的シリーズ


再び雪だるまにフォーカスを戻します。これらは作り手の個性が色濃く出ているものたち。
顔が存在するので、ただの雪塊に表情が生まれる。 心の闇なども浮き彫りになっている感じです。




これは素晴らしい力作。
トサカが意味わかんないけど。
こちらを見上げ、すがるような表情。
でも片方の目がとれてて怖い。




わ、笑ってやがる…。
脳天気なお年寄的雰囲気が漂う。
口にしまりがない癒し系キャラ。
でも頭は尖っていてかなり攻撃的。




クマですか?
豚にしか見えない。




鼻が超個性的。
なんかちょっとエロい。
ロボだこれー!
近未来的雰囲気漂う雪だるま。




こいつすごくいいよね。ハトが豆鉄砲
くらって困ったような顔してる。
モヒカン!その表情と相まって
北斗の拳のザコキャラに見える。




雪だるまというか、雪をかき集めたやつにデコレーションしただけのやつ。
ただの雪山も工夫次第でこんなかわいらしく。目がちょっと変だけど。
女性的なやさしいイメージが伝わってくる。




なんというか、見るからに狂気。武器を持ってうすら笑いを浮かべているように見える。
つくった人、ちょっと精神鑑定の必要があるかもしれない。




そして崩れゆく者達


所詮雪塊であるこれらの作品は、気温が上がればやがて力尽き、朽ち果てる存在。
人為的な気温操作などが無い限り、永遠にその姿をとどめることなどありえない。
雪が止み晴れ間がさし、崩壊し始めた者達のレクイエムを聴いて頂きたいと思います。




今にも崩れ落ちそう。必死で耐えるも
頭が落ちるのはもはや時間の問題。
完全に頭が落ちた。
ひでぶ!とか聞こえてきそう。




同じく頭部が落ちた雪だるま。
こうしてみるとみんな壮絶な最期だ。




頭部が落ち、雪に埋もれかかってる。雪山遭難者を彷彿とさせる。
背後でニョキニョキ出てる大根がより一層恐怖をかき立てる。




中が空洞になっていたっぽいが、天井は崩れ横穴からも雪を突っ込まれてる。
暴力を振るわれた挙げ句に貞操も奪われたという感じ。ひどい。




俺もつくってみました


色んな作品を見ていたら、俺も創作意欲を刺激され、無性に何かつくってみたくなりました。
病み上がりの体をおして、まだ雪が残っている場所をみつけ、独りで雪と格闘。

苦労の末、やがて完成した訳ですよ!快心の作品が!






うんkかがみもちー!




このフォルムはどこの家庭でも見ませんでした。
さっぽろ雪まつりでも見たことない。
ある意味札幌を越えたと言っても良いのではないでしょうか。ある意味。

かじかむ手で我慢してつくった甲斐あって、かなり良い出来だと自負しております。
あまりにも素晴らしいので壁紙をつくりましたよ!
どちらも1280×1024のサイズです。サイズが合わない方は画像補整でなんとかしてくださいね!
うんkかがみもち壁紙、もしよろしければDLしてお使い下さい!俺は使いませんが!



それぞれ画像をクリックすると別ウインドウで画像が表示されます。
表示された画像を保存してご活用下さい。



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雪の日の後は芸術の宝庫でした


うちの近所を小一時間程度まわっただけでこのクオリティです。 次回雪が積もった際には、体調も万全に、是非一日かけて見物したい。
こういう風景は普段雪が降らない地域だからこそなんだろう。雪国だったらこうはいかない。
東京人が東京タワーにのぼらないのと一緒で、ちょっとやそっとの雪でこんなにもはしゃいだりはしないんだろう。

この日出会った人達はみんなほとんど自宅前の道で雪かきをしていた。その横でカメラを手に写真を撮りまくる俺。
やはり一番はしゃいでるのは俺だったと思う。開き直って、これからもどんどんはしゃいでいきたい。

ちなみに表題になってる「ねりま雪まつり」は、俺が勝手に言ってるだけの事ですので、区役所などに問い合わせる事のないようお願いします。




Mッキーもいたよ!





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2006.01.22 23:20 | ネタ | トラックバック(0) | コメント(-) |